日経平均、7万円台再挑戦へ 米株高追い風も市場は定着力を見極め

2026年07月07日 05:41

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米国株高や円安基調を背景に、日経平均株価は7万円台への再挑戦が意識されている。一方で、高値圏では利益確定売りも出やすく、市場では大台回復後の定着力が焦点となっている。投資家は海外市場の追い風と需給バランスを見極める展開となりそうだ。

今回のニュースのポイント

前日の米国市場は主要3指数がそろって上昇し、ダウ平均は5万3,055ドル91セント、ナスダックは2万6,121.16ポイントで終了しました。外国為替市場が1ドル=162円近辺の円安水準を維持するなか、日本株には強い追い風となりそうです。前日の日経平均は一時800円超下落しながらも大引けでは6万9,737円69銭まで戻しており、下値堅さが確認されました。本日は7万円台回復後の需給の持続力が焦点です。(201文字)

本文
 前日の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇する堅調な展開となりました。ダウ工業株30種平均は前日比155.84ドル高の5万3,055.91ドルで取引を終えたほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が288.48ポイント高の2万6,121.16、S&P500種株価指数も54.19ポイント高の7,537.43とそれぞれ上昇しました。特にナスダックの大幅な上昇は、東京市場における主力ハイテク・半導体関連株への投資家心理を大きく改善させる要因となります。さらに、外国為替市場では1ドル=162円07銭近辺と高水準の円安基調が続いており、輸出関連企業の業績上振れ期待が引き続き相場の下支えとして機能する公算が大きく、本日の寄り付き直後は海外発の追い風を受けた買いが先行する見通しです。

 しかし、現在の東京市場は単に「上値を追える理由」を探す段階から、到達した高値を「維持できるだけの根拠」を見極めるフェーズへと移行しています。日経平均株価が心理的節目である7万円の大台を突破して以降、市場では短期的な急騰に対する警戒感から利益確定売りが急増し、荒い値動きを伴う乱高下相場が続いてきました。大台を試すだけの上昇力そのものはすでに確認されているものの、利益確定の売り圧力をこなしながら、7万円という価格帯を新しい相場基準(ニューノーマル)として受け入れ、定着させられるかどうかが需給上の真の焦点となっています。

 その意味で、前日(7月6日)の東京市場が見せた値動きの軌跡は、現在の相場に潜む旺盛な押し目買い需要を雄弁に物語っています。昨日の日経平均は、前場に一時前週末比824円93銭安の6万8,919円14銭まで急落する全面安の展開となりました。しかし、売り一巡後は値がさ株を中心に急速な買い戻しが入り、大引けでは6万9,737円69銭(前日比6円38銭安)と、ほぼ前日終値水準まで戻して取引を終えました。この急激な下値切り上げは、下落局面では待機資金が確実に流入する底堅さを証明した一方、7万円の大台目前に迫ると戻り売り圧力も強く働くという、拮抗した需給バランスを強く印象付けています。

 本日の中軸となる展開は、米国株高に伴う買い一巡後に、どこまで戻り売りを吸収して定着できるかです。7万円近辺には依然として強力な利益確定売りが控えているほか、今後発表される国内外の経済指標を見極めたいとする手控えムードが加わる可能性もあります。市場の関心は「7万円を再び突破できるか」という一過性のモメンタムから、「7万円台に腰を据えるだけの持続的な投資資金が流入し続けるか」という需給の厚みへとシフトしつつあります。海外市場からの強い押し上げ効果を最大限に活かしつつも、高値圏における強弱材料の激しい攻防と、需給の耐久力が厳しく試される一日となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)