今回のニュースのポイント
先週の東京株式市場で日経平均株価は、7万円台回復から始まり、利益確定売りによる急落、急反発を経て、週末には6万9,744円07銭で取引を終えました。週中には7万474円96銭まで上昇したものの、翌日には1,741円81銭安と大幅に反落し、3日には1,010円92銭高と買い戻しが入りました。為替は週前半に円安が株価を支えた一方、週末には円高方向へ振れたにもかかわらず株価は反発し、市場の焦点は為替依存から急落後の需給修復と買いの持続力へ移っています。週明けは、7万円台を再び回復できるか、そしてその水準を維持できるかが焦点となります。
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週明け29日の日経平均株価は前営業日比107円23銭高の6万9,468円11銭、翌30日には同594円21銭高の7万62円32銭と反発して心理的節目である7万円台を回復しました。続く7月1日も前日比412円64銭高の7万474円96銭と高値圏を維持し、週前半は新価格帯での値固めを試す展開を迎えました。この局面では、外国為替市場で1ドル=162円台前半から後半へと進行した歴史的な円安基調が輸出企業の業績上振れ期待を通じて強力な支援材料となりました。ただし、市場の足取りは手放しのリスクオンによる急騰劇ではなく、未踏の領域に対する高値警戒感に伴う利益確定売りが真っ向から交錯する慎重な需給見極めを伴っていました。
こうした警戒感が一気に噴出したのが2日でした。日経平均株価は前日比1,741円81銭安の6万8,733円15銭と大幅に反落し、終値で7万円台を割り込みました。1,700円を超える下落幅という結果は市場の動揺を強調しがちですが、この日の値動きの本質はパニック的な相場崩壊ではなく、急ピッチな上昇の後に市場が適正価格を探るためのシビアな需給調整と位置づけられます。同時にこの急落は、1ドル=162円25銭近辺という高水準の円安環境が継続しているなかにあっても、株価の絶対的な高値圏においては為替要因だけを拠り所に買いを持続させることの限界を証明する形となりました。
しかし、翌3日には株価が再び前日比1,010円92銭高の6万9,744円07銭と大幅に反発し、市場内部の需給修復の兆しを示しました。ここで最も重要視すべき構造は、外国為替市場でドル/円が1ドル=160円86銭近辺と、前日比で明確に円高方向へ振れていたにもかかわらず、株式市場で押し目買いやショートカバー(買い戻し)が優勢となった点です。通常であれば重荷となるはずの円高進行をはねのけた事実は、為替変動がもたらす心理的影響を上回る規模で、株式市場の内部における急落後の価格修正エネルギーや需給改善を評価する動きが勝ったことを物語っています。
週明けの東京市場を占う上で、海外市場からのシグナルはまちまちな内容となっています。週末の米国株式市場は独立記念日の振替休日を前に、ニューヨークダウが前日比594ドル83セント高の5万2,900ドル07セントと史上最高値を更新した一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は207.36ポイント安の2万5,832.67と下落し、S&P500種株価指数は7,483.24とほぼ横ばいにとどまりました。この高安まちまちの展開を踏まえると、週明けの東京市場は外部市場から明確な一方向の強い推進力を受けるというよりは、国内市場自身の需給バランスの確認が主役となる地合いになりそうです。
月曜日の当面の焦点は、まず日経平均株価が再び7万円台の大台を回復できるかという点に集まります。しかし、より本質的に重要なのは一時的な節目への到達そのものではなく、7万円近辺で断続的に持ち込まれることが予想される利益確定売りを、市場がどの程度安定的に吸収できるかという持続性の検証です。市場は単に「7万円を突破する相場」の局面を脱し、「7万円を新たな価格帯の基準として維持できるか」を試す、本格的な足場固めのフェーズに入っています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













