シャープは21日、業界最小のパッケージサイズ(4.0×2.0×1.2(高さ)mm)で業界トップクラスの低照度検出を実現した照度センサー一体型近接センサー「GP2AP020A00F」を開発したことを発表した。スマートフォンなどの携帯機器に発売される。
今回開発が発表されたデバイスは、照度センサー(周囲の明るさを検出するセンサー)と近接センサー(非接触で検出物体が近づいたことを検出するセンサー)を一体化したもの。さらに、同社従来機種では2チップだった照度センサーと近接センサーの受光部を1チップ化することで、業界最小のパッケージサイズを実現した。これによって搭載機器の機構設計の自由度が高まり、機器の小型化が実現できるという。
また、同デバイスには、受光感度を高め、処理精度を向上させる高分解能デジタル信号処理回路を内蔵し、業界トップクラスの低照度0.02ルクスの検出を実現。従来は搭載機器のセンサーカバーには光透過率の高い色が必要だったが、これによって機器と同系色のカバーを採用しても、周囲の光の検出が可能になる。