今回のニュースのポイント
学情が2027年卒学生を対象に実施した調査によると、1人当たりのプレエントリー社数は平均21.6社と前年の24.6社から3社減少しました。一方、企業セミナーへの参加は平均17.0社でほぼ前年並み、エントリーシート提出は9.6社から10.8社へ増加。面接を受けた企業は平均7.8社でした。学生が就職活動の入口では接点を持つ企業を絞り込みながら、その後は選んだ企業への応募を進める傾向がうかがえます。
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株式会社学情は、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施した「就職活動の状況」に関する調査結果を公表しました。同社が運営する「Re就活キャンパス2027」へのサイト来訪者を対象に、今年6月8日から21日にかけてWebアンケートを実施し、259件の有効回答を得たものです。学生が企業と関わりを持つ社数や選考プロセスの実態が示されています。
調査結果によると、学生1人あたりのプレエントリー(関心のある企業への情報登録)社数は平均21.6社となり、前年調査(24.6社)から3.0社減少しました。プレエントリー社数の分布では「1〜10社」が32.0%で最多となり前年から約10ポイント増加した一方、「51社以上」は8.5%と前年(16.3%)から大幅に減少しました。就職活動の初期段階において、接点枠を広げるのではなく候補となる企業をあらかじめ絞り込む傾向が見られます。
一方で、選考が進むにつれた行動推移を見ると、単なる就活量の縮小ではない実態も浮かび上がります。企業セミナー・説明会への参加社数は平均17.0社と前年(17.1社)とほぼ同水準を維持しました。さらに、エントリーシート(ES)の提出社数は平均10.8社となり、前年の9.6社から1.2社増加しています。なお、実際に面接を受けた企業数は平均7.8社(前年8.4社)でした。
これらの数字を平均値ベースで追うと、「プレエントリー約22社→セミナー参加約17社→ES提出約11社→面接受験約8社」というステップが示されます。プレエントリー社数が減少する一方、セミナー参加は前年並みで、ES提出社数は前年を上回っており、初期段階で接点を持つ企業を絞り込む傾向がうかがえます。
同社が8月に公表した別調査では、27卒学生の約6割が大学3年生の6月までに就職活動を開始し、約3人に2人が3年生の12月までに採用面接を経験したと回答しています。就職活動の早期化が進む一方、今回の調査ではプレエントリー社数が減少し、ES提出社数は増加しました。早くから活動を始めながら、企業との接点を持つ初期段階では応募候補を絞り込む学生の動きが見られます。
学生1人あたりのプレエントリー数が減少傾向を示すなか、企業にとっては採用活動の初期フェーズから候補として想起されることの重要性が高まっています。一方でES提出数は前年を上回っており、プレエントリー減少がそのまま応募行動全体の縮小を意味する結果とはなっていません。早期から動き出す学生に対し、自社の仕事内容や働き方、具体的なキャリア像などの情報を適切なタイミングで提示できるかが、今後の採用成果を左右する一つの焦点となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













