東日本大震災の影響を受けて6月7日時点で154社が倒産していることが帝国データバンクの調べで分かった。負債総額も743億7100万円にのぼっている。また、先月から今月にかけて建設業の倒産が急増している。
帝国データバンクでは「月を追うごとに震災の影響による倒産が増加基調を強めており、今月に入って23社の関連倒産が分かっている。今後さらに増える見通しだ」と懸念している。
また154社のうち、144社までが事業継続を残念した「清算型」の倒産で、全体の136社は間接被害により倒産に追い込まれていた。帝国バンクでは雇用への影響も小さくないとしている。
業種別では建設が19社で最も多く、旅館・ホテルが16社、機械・金属などの製造が12社などとなっていた。自動車関連企業も15社に達したとしている。(編集担当:福角やすえ)