ＫＤＤＩは２２日、同社の英国現地法人「ＫＤＤＩヨーロッパ」がモスクワ市内に現地拠点「ＫＤＤＩロシア（現地名称:ＫＤＤＩ Ｒｕｓ ＬＬＣ）」を設立し、今年５月２日より営業を開始することを発表した。今後、ロシアにおける日系企業のＩＣＴ環境構築をサポートしていく。尚、今回の「ＫＤＤＩロシア」の設立によってＫＤＤＩの海外拠点数は、世界２６地域・５８都市で計９１拠点となった。
同社はこれまでロシア国内において、モスクワおよびサンクトペテルブルグ周辺の日系企業に対し、システムインテグレーションを中心としたサービスを提供してきたが、今回、現地法人を設立したことでロシア国内全域での事業展開が可能となった。ロシアはブラジル、インド、中国とともに「ＢＲＩＣｓ」の一角として数えられ、著しい成長を遂げている。今回設立された「ＫＤＤＩロシア」は、ロシアでビジネスを展開する日系企業を中心に、ＩＣＴ関連のコンサルティング、システムインテグレーションおよび企業ネットワーク構築支援といった幅広いＩＣＴソリューションサービスを提供していくという。
