ダイムラーAGは12日、日本法人である三菱ふそうトラック・バスおよびメルセデス・ベンツ日本とともに、東日本大震災の被災地へトラックやオフロード車など計50台の車両(総額約4億8,000万円相当)を寄付することを発表した。これらの車両は、被災者支援活動を行う公益財団法人日本財団を通じ、被災地域の自治体やNPOなどによる救援活動や復興活動などに活用される予定だ。
今回発表された寄付の内容は、三菱ふそうの小型トラック「キャンター」30台とメルセデス・ベンツのオフロードトラック「メルセデス・ベンツ ゼトロス」8台、多目的作業車「メルセデス・ベンツ ウニモグ」4台、オフロード車「メルセデス・ベンツ Gクラス」8台。メルセデス・ベンツの20台の車両は4月16日までに、ドイツ・シュツットガルト空港より空輸され、全50台の車両が2週間以内に被災地に届けられる。
同社はすでに、東日本大震災発生直後の3月18日に200万ユーロ(約2億3,000万円)の支援金の拠出を発表。さらに世界各地の従業員からの要望を受ける形で経営陣および共同労使協議会が共同で行っている募金キャンペーンに10,000人以上の従業員が賛同し、50万ユーロ超(約6,000万円)の募金を集めるなど、積極的な支援活動を行っている。