ホンダ・トヨタ、生産活動の休止を延長

2011年03月24日 11:00

 自動車メーカー各社は、東日本大地震による複合的な状況を加味し、生産活動の停止期間の延長を決定している。

 Hondaは、今回の震災に対する社会全体の復旧へ向けた取り組みや取引先からの部品供給の現状を考慮し、埼玉製作所 狭山工場(埼玉県狭山市)、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)、熊本製作所(熊本県菊池郡大津町)のすべての完成車工場での生産休止を27日まで延長することを決定した。28日以降の状況については、社会的復興および部品供給の状況を見ながら決定していく。

 また、トヨタ自動車14日より22日のトヨタ自動車および関係ボデーメーカーの工場稼働を休止していたが、現在の状況下でサプライヤーの確認状況を踏まえ23日から25日および26日の休日稼動についても休止を継続せざるをえないと判断したという。さらに、販売店業務全般については、被災地域では店舗・機器の復旧や道路事情、燃料・電力事情等により営業再開ができない店舗や、一部業務のみの営業となっている店舗もあり、被災地域以外も燃料関連や計画停電の課題を抱え、当面の車両生産休止、部品供給の不足が続くと考えられる。