民主党の海江田万里代表は高知県連大会であいさつし「新綱領の下にまとまり、一歩一歩進めば、政権与党の座につくことができると思う。(政権につくことを国民から)民主党は期待されている」と一致団結することの重要性をアピールするとともに、政権奪還への決意を強調した。
また海江田代表は「(安倍政権の経済政策への期待から)今はうまく行っているように見えるが、どこかで破綻する。われわれは(安倍政権の)経済政策の落とし穴をなるべく早い段階で指摘し、対抗策をとる必要がある。自民党の行き過ぎた政策にきっぱりノーをいう政党が必要だ」と訴えた。
海江田代表は特に「(安倍政権の)経済政策では日本の中間層がバラバラになり、貧困化と格差が進む」とし、民主が掲げる「分厚い中間層」の再生につながらないとの認識を示した。そのうえで「所得格差が固定化してしまう」と懸念した。
格差拡大については大畠章宏代表代行も連合青森での意見交換の中で「竹中平蔵氏の登場で小泉政権下で進められた新自由主義が色濃く打ち出され始めている」と語り「格差社会がさらに拡大するのではないかと懸念している」と発言している。(編集担当:森高龍二)