内閣府の外交に関する世論調査で、日米、日韓、日露関係ともに、両国の関係が良くないと思うとの回答者が2009年秋調査より、2010年秋の今回調査で増加し、外交努力の必要性を感じる人の増えていることが分かった。
この調査は2010年10月21日から31日の間に、調査員の個別面接聴取により全国の20歳以上の3000人を対象に実施され、1953人から有効回答を得た。
それによると、日米関係では73%の人が良好と思っていたが、24.5%の人は思わないと回答した。前回に比べ、良好と思う人は8.8%減少し、思わない人が10.1%増えていた。
日露関係でも良好と思う人は22.7%にとどまり、思わない人は前回より2.7ポイント増え、70.9%と7割を超えた。
日韓関係では良好と思う人は59.9%、思わない人は36.7%で、前回に比べ、良好と思う人は6.6ポイント減少、逆に、思わない人は9.4ポイント増加した。
(編集担当:福角忠夫)