ビデオ流出で官房長官不信任の動きに提出ご自由

2010年11月16日 11:00

 仙谷由人官房長官は15日、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事故の現場を押さえたビデオ流出事件について、野党が、官房長官にその責任があるとして不信任案の提出を検討していることに感想を求められ「出されるのはご自由」と語るとともに「淡々と受け止めたい」と述べた。

 また、民放メディアの世論調査で、菅内閣の外交政策に7割以上が支持しない、としているデータについては「日米同盟、日韓連携の強化など、じわじわと効いてくると思う。グローバリゼーションの中で(10年、20年の経過とともに)、国を開くという大方針の下で行ってきた菅内閣の外交は理解されると考えている」と長期的な目でみて、将来、菅内閣の外交が評価される時がくるとの考えを示した。

 菅内閣支持率が同じ世論調査で3割を割っていることについては「ひと踏ん張り、ふた踏ん張りして、上がっていけばいい」と前向きに答えた。
(編集担当:福角忠夫)