ツムラ、営業利益・経常利益は第2四半期において過去最高益

2012年11月09日 11:00

 漢方や生薬の製剤などを手掛けるツムラ<4540>が8日、平成25年3月期第2四半期決算を発表した。連結累計期間の売上高は、前年同期比11.3%増の510億4800万円、営業利益は同12.2%増の110億3400万円、経常利益同10.7%増の109億7600万円、四半期純利益同33.9%増の68億8400万円となった。

 様々な領域疾患で漢方製剤の使用が広がったことで、医療用漢方製剤の売上高は129処方中119処方が前年同期比を上回り、11.3%伸長した。育薬処方である「大建中湯」「六君子湯」「抑肝散」「牛車腎気丸」「半夏瀉心湯」については、質の高いエビデンスが確立されつつあり、この5処方合わせた売上高は、前年同期に比べ16.4%増加している。

 結果、平成24年5月10日に公表された連結業績予想に比べ売上高は6.8%上回り、利益についても連結業績予想を上回っている。このことを受け、通期での連結業績予想を、売上高は991億円から1045億円に、営業利益は192億円から228億円に、経常利益194億円から229億円に上方修正している。