イオン、サイクルライフを提案する路面専門店を初出店

2010年08月27日 11:00

 イオン<8267>は8月26日、GMS事業の中で積極的に改革を進めている自転車部門において、首都圏では初めてとなる路面専門店「AEONBIKE(イオンバイク)行徳店」を千葉県市川市にオープンした。

 ここ数年、車に代わり自転車を生活に積極的に取り入れる人が増え、折りたたみや電動アシストタイプ、さらにはプロ仕様のスポーツ車など、種類も多様になっている。同時に消費者は自転車本体を購入する際に、自身のライフスタイルに最適の車種を選べる品揃えはもちろん、それに付随するアクセサリーや、快適に自転車ライフを過ごすためのメンテナンス・サポートを求めている。

 同社は、このような消費者のニーズの多様化に対応するべく、既存の自転車売場の見直しと並行し、昨年からイオンのショッピングセンター内や九州エリアの路面において実験的に自転車専門店の単独出店を実施。結果、多くの消費者から支持を得たという。

 今回オープンする行徳店では、世界ナンバーワンシェアの自転車メーカーであるジャイアントグループの、国内ではイオンのみが展開する「momentum」ブランドの車種をはじめ、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」など、400~600品目の自転車を販売。また、スポーツウェアやバッグ、サングラスなど、自転車ライフをより楽しむためのアクセサリーも約1,600品目と豊富に展開している。さらに、自転車安全整備士や自転車技師の公的資格を取得した「イオンサイクルアドバイザー」が店舗に駐在。安全・安心を第一とした修理や点検などのサービスを提供するとともに、幅広い専門知識で消費者の相談に応じ、地域に根ざした親しみのある自転車専門店を目指すという。

 同社は今後、GMS既存店舗の自転車売場も順次専門店「AEONBIKE(イオンバイク)」に転換し、路面の単独店と合わせて、2012年度までに全国で200店舗の自転車専門店を出店する予定だ。
(編集担当:宮園奈美)