日米サイバー対話 5月9日、10日に開く

2013年04月15日 19:26

外務省は岸田文雄外務大臣とケリー米国務長官との会談で5月9日、10日の2日間、都内で日米サイバー対話を開くことになったと発表した。また、宇宙に関しても日米宇宙状況監視(SSA)協力取極めの早期の署名・締結を目指すことで一致した。

 サイバー対話では脅威認識の共有、重要インフラ防護をはじめとするサイバー領域での具体的対処のあり方、国際的なルールづくりなどを日米が協力して取り組むことになるとしている。

 外務省はこのほか、ケリー、岸田両外相の会談で、ケリー長官から尖閣諸島をめぐる問題については「日中間で高いレベルでの対話を通じて平和的に解決が図られるよう」期待が表明されたこと、「尖閣諸島に関して、米国がこれまで示してきた立場には今後も何ら変更がないこと」も明確にされたという。

 これに対し、岸田外相は尖閣諸島について「日本が譲歩することはないが、中国との対話のドアはいつも開かれている」とし「中国側にも伝えている」ことや「大局的立場から日中間で戦略的互恵関係を確認し、そのうえで対話を行うよう中国側に働きかけている」旨が説明されたとした。(編集担当;森高龍二)