日焼けマシン 利用間違えば全身やけどの事例も

2010年06月29日 11:00

 見た目のかっこう良さなどから若者を中心に利用者が多い「日焼けマシン」について、国民生活センターや東京都は日焼けマシンの利用によるやけどや眼の傷害事案が発生しているとして注意を呼びかけている。

 東京都が今年2月に日焼けマシンを利用している1000人を対象に利用の実態や安全性に関する調査を行った結果では「全身やけど状態になった」「脱水症状を起こし、救急搬送された」など、深刻な事案もでていた。

 このため、光線過敏の人、肌の白い人、過去に日焼けでやけどをした人は利用しないようにと呼びかけているほか、(1)最初の利用においては照射の弱いマシンで短時間の利用に留める(2)備え付けられている保護用ゴーグルを着用する(3)日焼け後は、皮膚を冷まし、保湿を心掛け、皮膚をこするなどの刺激を与えないようにするよう注意喚起している。

 調査は東京都が都内と埼玉、千葉、神奈川在住の小学生以上の7000人のうち、日焼けマシン利用経験者1000人からアンケートしたもの。利用経験者の25.4%が10代、46.9%が20代、17.4%が30代と10代から30代で89.7%を占めた。

 利用理由は健康的に見えるから(69.1%)、かっこうよく見えるから(43.6%)、若く見えるから(25.6%)が主なもので、利用先の64.9%までが日焼けサロンだった。次いで、スポーツジム(23.4%)が多かった。

 また、店舗利用で、店員などによる日焼けのリスクについて74%が説明やアドバイスを受けずに利用していたことも分かった。利用時に18.8%の人が危険を感じたと回答。このうち、54.8%は皮膚が赤くなりヒリヒリした、と言い、36.2%は気分が悪くなった。10.1%は目が一時的に見えづらくなった、と答えた。

 東京都では「日焼けをしていいかどうか、自身で判断がつかない場合は医師に相談を。海外では18歳未満の使用が制限されています。成長期は大人に比べ皮膚も薄く、やけどによる危害が大きくなります。また、若いうちからの日焼けは発がんリスクが高くなります」と話している。また、日焼けマシン利用について「急激に紫外線を浴びるとやけどをするので、最初に店員などからアドバイスを受けて利用すること」としている。
(編集担当:福角忠夫)