ヤマハ発動機 <7272> は14日、スポーティなデザインと長距離走行を両立させた電動アシスト自転車「PAS Brace-L(パス ブレイス エル)」の2010年モデルを7月15日に発売すると発表した。同モデルの発売によりPASの2010年モデルは全16機種となる。
近年、健康やエコへの意識が高まるにつれ、移動手段としての存在感を高めているのが電動アシスト自転車だ。昨年の電動アシスト自転車市場は、年間総需要が前年比約17%増の約36.5万台(自転車協会データより)となっており、景気が長期にわたって停滞する中でも、堅調な伸びを見せている。そんな中、通勤やレジャーなどにも電動アシスト自転車を利用する男性が増加しているようだ。「PAS Brace-L」は、そうした男性をメインターゲットにしており、スポーティなデザインと長距離走行にも対応した走行性能が特徴的なスペックモデルとなっている。
今回発売される新モデルでは、長距離走行に対応する8.1Ahの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。また、きめ細かく無駄のないアシスト制御を可能にする同社独自の機構「S.P.E.C.8(スペックエイト/Shift Position Electric Control×内装8段変速)」を採用することにより、発進時から加速、巡航時まで全域において、なめらかでスポーティな走りを実現している。
さらには、新色としてクリスタルホワイトを追加設定し、全4色としたほか、新デザインのアルミ製ペダルを採用するなど、一部、部品の仕様の変更し、質感をより高めながらも、販売価格は従来の14万9800円と据え置いた。
同社は、デザインと走行性能の両面にこだわった、この「PAS Brace-L(パス ブレイス エル)」の新モデルを市場に投入することで、電動アシスト自転車で走る楽しさと快適性を提案し、さらなるユーザー層の拡大を目指す。
(編集担当:北尾準)