公取 大学へ出前授業 独禁法など理解促がす

2010年05月25日 11:00

 独占禁止法の意義や役割を深めてもらおうと公正取引委員会では大学生を対象に独占禁止法教室を各地の大学で開講している。昨年度は19大学で開講。聴講した学生らからは「具体的なイメージをもつことができた」「社会人になるうえで参考になった」と、違反事例をベースに公取職員自ら、分かりやすく説明する講義にも新鮮さがあり、好評のようだ。

 5月24日には神戸大学で同学経済学部と法学部の学生を対象に教室が開講され、公取事務総局近畿中国四国事務所職員が競争法や独占禁止法、公正取引委員会の役割などについて解説した。26日には関東学院大学小田原キャンパスで同学2回生を対象に開講を予定している。

 公取ではこうした出前授業を講師料無料で展開しており、大学側から要請があれば、時期、内容などを調整して職員を講師として派遣したい、としている。
(編集担当:福角忠夫)