ミズノ では、わらじにヒントを得て開発したウォーキングサンダル「WAVE REVIVE(ウエーブ リバイブ)」を、2010年4月15日より全国のミズノ品取扱店で発売する。
「WAVE REVIVE」は、日本人の知恵の結集ともいえるわらじの高いフィット性、しっかりとした蹴りだしをサポートするといった長所を現代の素材、構造で再現。クッション性と安定性を両立させるミズノ独自の波形プレート『ミズノウエーブ』を融合させた新しいタイプのシューズだ。
江戸時代の物語「東海道中膝栗毛」によると、主人公は江戸日本橋から京都の三条大橋までの約490kmを約2週間で歩いており、1日の歩行距離は約35kmにもなるという。そんな長距離歩行の足元を支えたのがわらじ。このわらじの長所は、鼻緒から出た2本の紐を締め上げることによって、ソールが足にぴったりフィットする点。もうひとつは、鼻緒がソールの先端に設けられているため足指の下にソールがなく、足指を使わずに指の付け根部分でしっかり踏み込んで蹴り出すことが出来るという点だ。
「WAVE REVIVE」ではこれらのわらじの長所を再現し、さらに着地時の衝撃を和らげる機能を付加。ウォーキングシューズ(当社品)着用時と比較しても、少ない膝の力で楽に歩ける。この開発には、多くのトップアスリートの動作解析を手がけているスポーツ・バイオメカニクス研究者の東京大学大学院教授・深代千之氏からアドバイスを受けたという。
ミズノは今後も、老若男女問わずブームとなっているウォーキングをはじめ、様々なスポーツアイテムの開発にまい進。ユーザーのアクティブライフをバックアップしていく構えだという。
(編集担当:宮園奈美)