2010年のソニーが描く映像・音響体験とは

2010年03月11日 11:00

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ソニーが9日に発表した、3D対応の液晶テレビ「ブラビア KDL-52LX900」。映画館でしか楽しむことができなかった、臨場感あふれる3D映像を気軽に体感することができる。

 ソニー <6758> は9日、「3D対応機器の導入」「モノリシックデザインコンセプトの採用」「ネットワーク機能の強化」を主軸に、ホームエンタテイメント商品群の導入を発表した。

 2010年、新たな映像体験の実現を目指す同社では、主軸のひとつ「3D対応機器の導入」をすべく、6月より3D対応の液晶テレビ「ブラビア」3シリーズ計8機種を販売。これまで、映画館でしか楽しむことができなかった3D映像を気軽に体感することができるテレビとして、発表と同時に話題を呼んでいる。加えて、夏から秋にかけては3D対応のブルーレイディスクプレーヤー及び、ブルーレイディスクレコーダーを順次導入すると共に、「ブラビア」3シリーズ発売に合わせて「プレイステーション3」向けの3D立体視ゲームの開発も進行中である。

 また、「モノリシックデザインコンセプトの採用」として、ブルーレイディスク機器とホームオーディオ機器を包含するホームエンタテイメント商品への採用を決定した。シンプルで機能的なデザインが特徴のこれらは、機器同士が調和することで空間全体の演出効果が期待できる。つまり、多様化するライフスタイルにも柔軟に対応する商品といえるのだ。

 さらに、「ネットワーク機能の強化」として、ハードウェアとネットワークサービスの組み合わせによる視聴環境の充実も積極的に行う。動画や静止画、音楽などインターネット上のコンテンツが楽しめる「ネットチャンネル」やテレビを見ながらインターネット上の情報を閲覧できるウィッジェット機能「アプリキャスト」などの配信を行っていく予定だ。

 これら3つの軸を主体に2010年の映像・音響を牽引していく構えの同社。今後の動きとして、まずは3D対応の液晶テレビへの期待が高まる一方である。
(編集担当:山下紗季)