新年度予算はこどもや未来への投資型 福島大臣

2010年03月04日 11:00

 福島みずほ消費者・少子化対策担当大臣は、年度内の新年度予算成立が確実になったことを受け、「こどもを担当する大臣としても嬉しい」と語るとともに、新年度予算の性格について「こどもや未来に投資をしていく予算」と位置づけた。

 また「コンクリートから人へ。こどもたちや生活困難な人たちに、よりきちっとやっていこうという予算であり、お金の使い道を大きく変えた予算である」と強調した。

 具体的にはこども手当ての創設や高校の実質無償化、生活保護の母子加算の復活や児童扶養手当に父子家庭についても支給するなど社民党としても実現すべき公約に掲げてきた内容が盛り込まれた新年度予算成立の年度内の運びに安堵感がでての「嬉しい」感想になった。

 「コンクリートから人へ」の表現については3日開かれた参議院予算委員会で、コンクリートにかかわる業界の人たちが不快に感じていると野党議員から、政府、閣僚の使用をやめてほしいとの指摘もあったが、前原誠司国土交通大臣らは、コンクリートが良くないということでなく、税金の使い道を変えたということであり、「その趣旨を丁寧に説明しているし、これからも説明申し上げていきたい」(前原国交相)とコンクリートに代表される公共事業から人にかかわる部門への税金支出のシフトの変化を分かりやすく説明する言葉として、今後も「コンクリートから人へ」の表現は活かしていく意向を語った。
(編集担当:福角忠夫)