国会での説明は国会等で与野党議論の結果に従う

2010年01月26日 11:00

 小沢一郎民主党幹事長は1月25日午後の記者会見で、政治資金に絡んだ今回の問題について、通常国会で直接の説明を求められた場合、「国会、あるいは委員会の現場で与野党で議論された結果に従う」と語った。

 また、検察官の事情聴取でのやりとりについての質問には「水谷建設から5000万円の提供があったと言われているが、如何かと訊かれたが、私は5000万円を受け取った事実も、土地購入資金にあてたということも、また、その他の会社からも不正な資金を受けたことは全くありません。また、秘書、もしくは担当者であった人たちも、そのような大金を受け取っていないと私は信じている、と申し上げた」と語り、疑惑となる事実はないことを改めて明言した。

 一方、収支報告書に記載されていなかった事実などについて、管理者としての責任を訊ねられた小沢幹事長は「担当者を置いている政治家の場合、まあまあ同じようだと思いますが、直接、報告書に目を通して具体的な数字を検証するということは,ほとんどないと思います。担当者を信頼して任せている訳ですし、経理処理までできるような時間的余裕も(わたしには)ないわけです。その結果、国民の皆さんにご迷惑をお掛けしたことについては申し訳なく、お詫び申しあげたい」と報告書には目を通していなかったとした。

 また小沢幹事長は「与えられた職務に全力を尽します」と幹事長を続投する考えを改めて強調した。
(編集担当:福角忠夫)