国土交通省が1月24日までにまとめた昨年10月分の国内定期航空旅客輸送量統計で旅客輸送人数は750万人と前年同月に比べ11.3%減少したことが分かった。対前年同月比で2桁の減少をみるのは昨年6月(-13.7%)以来4ヶ月ぶり。また座席利用率は前月(69%)に比べ4ポイント下がり、65%になった。
これは、同省が航空輸送統計速報として、毎月の推移をまとめているもので、10月の旅客輸送人数(国内定期便)は幹線路線で310万1584人、ローカル線で439万8234人の合わせて749万9818人となった。
幹線路線で前年同月に比べ落ち込みの激しかったルートは東京(羽田)-関西空港間で、対前年同月78.4%と21.6%減少していた。また、東京(羽田)-大阪間でも87.7%と12.3%の減少になっていた。関西空港―新千歳間でも78.7%と21.3%の大幅な減少をみるなど、航空業界の厳しさを示す数値になっている。
(編集担当:福角忠夫)