政府は21日に閣議で農林水産業・地域の活力創造本部の設置を決め、閣議後に初会合を開いた。
創造本部は安倍晋三総理を本部長とし、副本部長に菅義偉官房長官と林芳正農林水産大臣が就任。関係閣僚で構成している。
菅官房長官は本部について「これまでの産業競争力会議での議論を踏まえて農林水産業・地域が将来にわたって国の活力の源になり、持続的に発展するための大胆な方策を幅広く検討したい」と語った。
また、菅官房長官は本部初会合で安倍総理から「内閣一丸となって農林水産業を若者に魅力ある産業にし、日本の農山漁村、ふるさとを守るための方策を総合的に検討するよう指示があった」と語った。
本部では「農林水産業を成長産業とするための方策など精力的に検討をすすめ、プランをまとめていきたい」としている。
安倍総理は先週の成長戦略スピーチで「10年間で農業・農村の所得倍増」を目標にあげ、(1)農林水産物の輸出倍増戦略(2)付加価値を増大させる6次産業化市場の拡大(3)農地の集積による農業の構造改革の推進への方向を示し「若者が希望を持てる強い農林水産業をつくる」と強調していた。(編集担当:森高龍二)