自民党の石破茂幹事長は23日、さきの参議院決算委員会に公務を理由に出席しなかった田中慶秋法務大臣が同日付けで大臣を辞したことについて「国会に出席しないことがあったことは辞めたからと言って消えるものではない」とするとともに「それを官房長官、副総理も擁護することは憲法についての認識を決定的に欠いている」と批判した。
石破幹事長は「国民の代表である議会に対する内閣の責務について自覚がない」とし、「今後いろいろな場において、この内閣に政権担当能力がなく、憲法に対する自覚が全く欠如していることを追及し、国民に理解いただく」と語った。
また「新しい法務大臣が登場するが、民主党政権になって閣僚は69人目ということになろうかと思う。特に野田内閣になって閣僚交代の頻度が非常に高い。このようなことで行政が行われるわけがない」と酷評した。そのうえで「総理の任命責任はきわめて重かつ大であると断ずる」と野田総理追求の構えをみせた。(編集担当:森高龍二)