解散への前原発言「まっとう」と石破自民幹事長

2012年10月23日 11:00

 自民党の石破茂幹事長は22日、民主党の前原誠司国家戦略担当大臣が「年明けの解散は近いうちではない」と発言したことに対し「まさしくその通り。まっとうなことをおっしゃる方もいるものだ」と前原発言を評価し、正論とした。石破幹事長は「有力な閣僚がそのような発言をなさり、閣内不一致ということはあってはならないことですから、よく意見の調整をなさって、前原大臣のおっしゃることが正しいわけですから、それが野田総理の口から発せられることが望ましい」と年内解散への姿勢を野田総理がはっきり示すべきとの考えを語った。

 また、田中慶秋法務大臣が体調不良で入院中であることに対し、石破幹事長は「入院したまま出てこないということであれば、それは更迭、罷免、臨時代理を置くとか、行政に一分の隙があってはならないという責任感があれば、そういう状態が続くということは考えられない」と今の状態が続くようなら、総理が迅速な対応をすべきとの考えを述べた。(編集担当:森高龍二)