豊かな食で世界の人々を幸せにと農林水産省が日本を代表する日本食10種類をはじめ、加工食品40種類を選定するとともに、輸出取組で工夫したり、輸出することによるプラス効果などをまとめた主な事例100を紹介した「世界が認める日本の食150」を策定。海外での日本食材の認知度を高めるとともに、販路拡大につなげていこうと都内で開かれた「農林水産物等輸出促進全国協議会」の2009年度総会で発表した。
農林水産物等輸出促進全国協議会は農林水産物や食品の輸出促進を図ろうと同省はじめ、関係省庁、47都道府県知事、農林水産団体、流通関係団体、外食・観光団体など関係機関が参集して平成17年に発足させたもの。
今回、同省が選んだ「日本食10選」は日本食に対する評価が、安全であることや豊富な食材で栄養バランスに優れていること、美味しいこと、見た目に美しく、魅力的などと海外でも高く評されて紹介されていることや日本人の長寿の要因としても考えられていることを踏まえ選定した、としており、「主要素材」「主要調味料」など、包括的に情報発信できるようにしている。
ちなみに、10選は(1)味噌汁、すまし汁(2)すし、さしみ(3)鉄板焼き、すき焼き、しゃぶしゃぶ(肉料理)(4)てんぷら(5)精進料理、豆腐(野菜料理)(6)ごはん、炊き込みご飯(7)麺類(うどん、そば、ラーメン)(8)フルーツ(9)日本酒、焼酎(10)日本茶プラス和菓子(緑茶、小豆あん、くす粉、寒天)として紹介されている。
同省では省主催の消費者向けイベントなどで可能な限りこの10選を紹介していきたい意向。((情報提供:エコノミックニュース 編集:福角忠夫)