田中法相の欠席 国会軽視と参院自民政審会長

2012年10月19日 11:00

 国会軽視も甚だしいと山本一太参院自民党政審会長は18日の参院決算委員会に公務を理由に出席しなかった田中慶秋法務大臣を批判。自身のツイッターで「怒×10」と表記して不満を隠さなかった。

 この日の参院決算委員会では熊谷大(くまがいゆたか)参院議員が田中法相の出席を求めていたが、田中法相は来日中のドイツ連邦司法省刑事局長の表敬、意見交換会を理由に決算委員会に出席しなかった。

 山本議員は「本人急病とか、もともと決まっていた重要な海外の国際会議出席のために不在とかいう理由ならまだしも、閣僚が外国政府の局長の表敬を優先して、決算委員会を欠席するなどということは考えられない。国会軽視も甚だしい」と田中法相の対応を批判した。「とにかく答弁を逃げたいという意図がミエミエだ」としている。

 熊谷議員は自身のツイッターで「大臣欠席。ホントにひどい。質問内容も復興予算についてだったのに」と怒りを隠さない。また「明日も(参議院行政監視委員会に)出ないと言っているみたいです。この内閣、最低最悪」と酷評した。(編集担当:森高龍二)