紫外線対策 メガネよりコンタクト

2009年04月21日 11:00

 ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーは視力を矯正している小学生、中学生、高校生の子供を持つ母親200人を対象に「紫外線対策に関する意識調査」を3月に実施。その結果、「子供が通学している学校から、指導やアドバイスを受けたことがある」と回答した親は4・5%。また屋外活動時間は、1時間以上~3時間未満が56・0%と最も多く、3時間以上~6時間未満は28・0%だった。

 強度の紫外線を浴びることで充血、角膜炎、雪目などの急性障害に、また長年の紫外線の被曝で白内障や翼状片などの障害が起こることが知られている。同社は「紫外線は直射光だけでなく、大気中で散乱したり、地表で反射して、さまざまな角度から眼に入る。サングラスは正面からの紫外線には有効だが、形によっては側面から入り込む紫外線を防げない。黒目(角膜)をカバーするUVカットコンタクトレンズなら、眼とサングラスのすき間から入り込む紫外線の対策になる。また、メガネやサングラスではフレームによって視野が限られる場合があるが、コンタクトレンズは裸眼と変わらない広い視野が得られる。紫外線対策をしながらスポーツも楽しむこともできる」としている。

 調査は、視力矯正をしている小学生・中学生・高校生の子供を持ちソフトコンタクトレンズを装用している母親100人とソフトコンタクトレンズを装用していない母親100人と対象に実施。

 日常生活で親が何も紫外線対策をしていないのは9・0%と少なかったが、子供の紫外線対策を行っていない親は42・5%と高かった。

 また、紫外線の浴びすぎが子供の皮膚に悪影響を与えることについて、72・0%の親が知っていると答えたが、眼への影響について知っているは42・5%だった。また紫外線対策にサングラスをかけさせたいと思う親は11・0%に留まり、その理由として「他の子供がやっていないので使いにくい」「子供には必要ない」「スポーツ中は不便」等だった。