安川電機<6506>は17日、平成25年3月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高1,504億86百万円(前年同期比4.8%減)、営業利益61億39百万円(同33.6%減)、経常利益63億54百万円(同31.7%減)、四半期純利益34億98百万円(同46.1%減)となっている。
当第2四半期連結累計期間の同社グループを取り巻く経営環境は、海外は、米国経済は緩やかな景気回復が続いたものの、欧州の債務・金融危機や中国経済の減速、円高の定着等により、厳しい状況で推移。一方、国内は、東日本大震災からの復興需要等を背景として回復基調となったが、同社市場に関しては総じて弱含みで推移しているという。
このような状況下、同社グループでは、厳しい環境の中でも好調な市場を捉え拡販に注力。主要セグメントのうち、モーションコントロールではACサーボモータ・コントローラが欧州の債務・金融危機の継続及び中国をはじめとしたアジア経済の減速の影響は受けたものの、一定の水準を確保。インバータは、欧州向けは弱含みで推移したが、中国、米州向けは堅調に推移している。しかし好調だった前年同期と比較すると、売上高、営業利益とも減少する結果となった。
尚、通期での見通しも、厳しい状況が続くと予測し下方修正している。