文部科学省は「元気あふれる教育により日本の底力を回復させる」として、質の高い教員の確保など教育充実のための7本の柱を示し、実現に向け着実に推進したい旨を公表した。
重点的に取り組む柱として、学校体系では「質の高い教員の確保」「幼稚園から大学までの学校体系のあり方の検討」をあげている。また、教育費では「家計負担の軽減」「公財政支出のあり方の検討」「手厚い支援が必要なこどもたち、外国人への支援」をあげた。また、生きる基本として、「こどもたちの基礎学力の定着、道徳教育の充実、体力の向上」「職業観、勤労観の育成」「校庭の芝生化やスポーツ、外に出る活動への支援」策の充実を図るとしている。
教員の質の確保では、教員免許更新制の円滑な実施とともに、教員養成のあり方を検討していくという。
また、生きる基本教育では、中教審での今後の学校においてのキャリア教育、職業教育のあり方について検討することにしているほか、読書活動の推進、全国学力・学習状況調査や全国体力・運動能力の調査の実施、調査結果の活用を図り、教育効果をあげる。
教育費では幼児教育の無償化の検討やこども交付金の創設を含む認定こども園の推進、奨学金の改善・充実などをあげている。