民自公3党の幹事長会談が15日開かれ、民主党の輿石東幹事長が今週中の党首会談、10月末の臨時国会開催を提案した。
これに対し、自民党の石破茂幹事長、公明党の井上義久幹事長が8月8日の党首会談で野田佳彦総理が「近いうちに国民の信を問う」としたことについて「きちんと受け止めてもらわねば困る」と主張。輿石幹事長が野田総理の意向を踏まえて会談することを提案し、18日に改めて幹事長会談することになった。
自民党、公明党は25年度予算編成は選挙後の政権が行うべきとしており、そのためにも12月の早い段階での総選挙をタイムリミットとして民主党に強く求めていく構え。
輿石幹事長は特例公債法案をはじめ、衆議院選挙での一票の格差是正、国民会議の早期立ち上げを喫緊の課題として野党に理解を求め続けている。
国民会議の委員は政府で決めることになっているが、3党合意での国民会議設置だったことを踏まえ、3党が合意できる人選をすべきと自公は委員選定にも重きを置いており、その人選についても選挙後の新政権の下ですべきと主張している。このため、次期幹事長会談でも与野党の駆け引きが続きそう。(編集担当:森高龍二)