かぜの気分を漢字で表現するとすれば、どんな漢字になるか、グラクソ・スミスクラインが運営するウェブサイト・コンタック総合研究所が実施したアンケート調査の結果、「辛」「苦」「鬱」「疲」「痛」の漢字が上位を占めた。その一方で「生」や「閃」という漢字もあがった。
調査は今年9月に全国の20~39歳の成人を対象に3か月以内に風邪をひき、主に市販のかぜ薬を服用した男女620人に「かぜの気分を表す漢字」についてアンケートしたもの。
それによるとトップは『辛』で172票。「何をするにも辛い」「かぜの諸症状が辛いが、とりあえずは熱が下がるまでの辛抱」などがその理由。2位は『苦』(126票)。「普段どおりの生活ができないから」「のどの痛み・鼻づまり・扁桃腺の腫れなどの苦しさ」などをあげた。3位は『鬱』(46票)で、「だるくて何もやる気がおきない、憂鬱な気分になる」「かぜの症状が鬱陶しい」など。4位は『疲』(25票)。「咳をするのにも力を使うし筋肉痛になる」「かぜをひいても子供が小さいため、家で寝ているわけにいかず、なかなか治りにくい」。5位は『痛』(17票)。「頭も喉も関節も痛い」「悪化したら周りに迷惑をかける、やる事が沢山あるのに、やる気もなくなり日常生活に支障をきたす」が理由。6位は『寒』(15票)。理由は「寒気がする」「悪寒から連想できるから」だった。また『熱』や『重』『弱』『忍』『耐』『嫌』という漢字もあがった。
そのほか、『生』(死にそうなくらい辛いが、死なずに生きているなと感じるから)や『黄』(普段服用しているかぜ薬の色、身体の危険信号)、『空』(何も考えたくない、考えられないため)、『闇』(辛い、苦しい、倦怠感、絶望感)、『閃』(余計な事が考えられないので、意外と面白いアイディアが浮かぶことがあるから)、『流』(点滴や流動食のイメージ)なども少数意見であった。