妊娠中の女性が服用すると胎児に奇形を引き起こす危険がある(日本国内では主に四肢の欠損症と耳の障害事例がある)として日本では1962年に販売中止になっていたサリドマイド製剤について、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会、薬事分科会、医薬品第二部会は8月27日、安全管理の適正実施などを条件に、多発性骨髄腫の治療薬として製造販売を承認しても差し支えないとの結論をまとめ、有効性、安全性に係る審議結果について、国民から意見を募っている。
国民から寄せられた意見は今後、薬事・食品衛生審議会薬事分科会においてサリドマイド製剤の審議を行う際に、参考資料として提出される。
意見は「サリドマイドの医薬品製造販売承認に関する意見」と明記し、9月11日までに、メール(saridomaido@mhlw.go.jp・ファイルはテキスト形式)又はFAX(03-3597-9535、厚生労働省医薬食品局審査管理課あて)、郵送(〒100-8916 東京都千代田区霞が関1―2―2、厚生労働省医薬食品局審査管理課あて)で提出。