文部科学省が行った平成20年度学校基本調査で在学者数が小学校、中学校では過去最低、また、幼稚園、小学校、中学校、高等学校で在学者数が前年より減少していることが分かった。特に小学校では昭和57年から27年連続して児童数が減少していた。一方、19年度間の長期欠席者(30日以上の欠席者)は19万9000人あり、このうち、12万9000人は不登校を理由とするものだった。前年度間より2000人、率にして1・9%増えている。
同省の調査によると、幼稚園の園児数は167万4000人と前年度より3万1000人減少。 小学校の児童数は712万2000人で前年度より1万1000人減少。こちらは昭和57年から27年連続して減少し過去最低になった。中学校の生徒数も359万2000と前年度より2万2000人減少し、過去最低。高等学校(全日制・定時制)の生徒数も336万6000人と前年度より4万人減少していた。
一方、中等教育学校の生徒数は1万8000人と前年度より3000人増加。また、 特別支援学校の幼児・児童・生徒数も11万2000人と前年度より4000人増加し、特別支援学校の幼児・児童・生徒数は過去最高になった。
次に 平成19年度間の長期欠席者数は小学校6万人(前年度間より1000人減少。対前年度比1・4%減)、中学校13万9000人(前年度間より3000人増加。対前年度比2・5%増)、中等教育学校177人(前年度間より25人増加。対前年度比16・4%増)の合計19万9000人(前年度間より3000人増加。対前年度比1・3%増えた)。
このうち、不登校を理由とする児童生徒数は小学校2万4000人(前年度間より101人増加。対前年度比0・4%増)、中学校10万5000人(前年度間より2000人増加。対前年度比2・2%増)、中等教育学校131人(前年度間より23人増加。対前年度比21・3%増)の合計12万9000人と前年度間より2000人増加。対前年度比で1・9%増えていた。