平成19年中に家出した人(家出人捜索願い受理件数)は8万8489人で、19歳以下の人が2万199人と全体の22・8%いた。また、60歳以上の人も1万6717人と18・9%いた。
警察庁生活安全局地域課がまとめたもので、それによると、家出人は18年に比べ1199人、率にして1・3%減少。家出の原因・動機を見ると、家庭関係が21%と最も多く、次いで疾病関係(14・8%)、事業や職業に関係するもの(12・2%)、異性関係(3・7%)となっていた。
一方、18年中に所在確認された家出人は8万7931人で、前年に比べ2251人(2・6%)増えた。このうち、家出人捜索願が提出されていた人は8万2387人で、所在確認総数の93・7%を占めた。
家出人捜索願受理から発見されるまでの期間をみると、捜索願が出された8万2387人のうち、提出されたその日のうちに発見されたケースが2万2401人。このうち、41人は犯罪の被害者、220人は犯罪の被疑者として発見され、734人は自殺で、281人は自殺以外の死体で発見された。また、1万202人は帰宅していることが確認された。捜索願が出されて1週間以内に63・4%の人の所在確認ができていた。