野田佳彦総理は27日の参議院予算委員会で、韓国の李明博大統領の竹島上陸の背景に旧日本軍による従軍慰安婦問題があるとする報道や発言について「報道やそういう言葉があったということは聞いているが、本来、(領土問題と)結びつける話ではない」と領土問題とは切り離して論議すべきこととの考えを強調した。
野田総理は「竹島問題は領土の話。領土の話は領土の話なんです。そんなこと(従軍慰安婦問題)を理由に上陸したというなら、なおさら可笑しな話」と語り、「(慰安婦問題は)1965年に法的に決着がついている」とした。
そのうえで「これからも(法的に決着がついていることは)いい続けたい}とし、旧日本軍による従軍慰安婦への関与が一部であった旨を認めた河野談話については「歴代政権が踏襲してきており、わが政権も基本的には踏襲したいと考えている」と語った。国民の生活が第一の外山斎議員の質問に答えた。(編集担当:森高龍二)