辺野古埋め立て『夏頃着手したい』発言に危惧

2015年03月05日 07:39

 民主党の枝野幸男幹事長は4日、中谷元防衛大臣が普天間飛行場の代替施設を名護市辺野古に建設する準備を進める中で、辺野古埋め立てを『夏ごろに着手したい』とした発言について「沖縄県に何の連絡もなく一方的に時期を区切ったものと認識している。とても沖縄の現状、沖縄の民意というものを踏まえた言動とは思えない」と危惧するとともに、結果的に、国策がこじれることにもなりかねないと、丁寧な説明、理解を得る努力をするよう求めた。

 枝野幹事長は「当局の対応は、全体として少しやり過ぎの感がある。過剰警備と受け止められかねない状況になっていることを危惧している」とした。

 枝野幹事長は「民意と異なった国策の推進については、丁寧な手順で運ばなかったことで、かえってものごとをこじらせてきたケースが多々ある」と述べ、より丁寧に、地元の視点に立った説明、理解を得るための努力をしていくことが求められる旨を語った。(編集担当:森高龍二)