政策は丁寧に丁寧に、謙虚に謙虚に説明 石破氏

2013年01月27日 11:54

 通常国会が28日召集される。安倍晋三総理が所信表明する。自民党の石破茂幹事長は27日のNHK日曜討論で「政府与党で丁寧に丁寧に、謙虚に謙虚に、政策を示し、理解頂く努力をしていきます」と参議院でのねじれをふまえ、野党の賛同を得られるよう努力する姿勢を強調した。

 同じく与党の公明党・井上義久幹事長も「国会は合意をつくる場であり、合意形成に努めたい」とした。

 一方、日本共産党と社会民主党は補正予算案の内容に反対の姿勢を示した。ただ「反対についても対案を示しながら国会論戦に臨む」(市田忠義共産書記局長)とした。

 他の野党は政策毎に是々非々の姿勢で臨むとした。民主党の細野豪志幹事長は「福島や震災被災地の復興については全面的に協力する」とし、「提案できるものがあれば、提案していきたい」と積極的関与を語った。そのうえで公共事業の内容には厳しくチェックする姿勢を伺わせた。

 石破自民幹事長は公共事業の内容について「どんな疑問にも答えるようにしていく」とし、無駄な公共事業の発注はしない姿勢を強調。実効の早い工事発注を目指す考えを示した。(編集担当:森高龍二)