沖縄在住米人 国道沿道で頭下げ、共に悲しむ

2016年05月30日 11:22

 自民党の佐藤正久元防衛大臣政務官が元米軍兵士の軍属による女性殺害死体遺棄事件で、沖縄在住のアメリカ人が国道58号線の沿道で、車で走行する人らに「沖縄と共に悲しんでいます」「沖縄のためにお祈りしています」と書いたプラカードを掲げ、お辞儀する姿を紹介し「これも沖縄に住む米国人。炎天下の中、国道58号線で頭を下げる多くの米国人。胸が痛む」とツイッターに書き込んだ。

 一人の犯罪が沖縄県民と米軍関係者との信頼関係を壊してしまう悲劇と共に、沖縄在住のアメリカ人も今回の事件に胸を痛めていることを示している。

 佐藤元政務官がツイッターで紹介しているメディアには「軍属によって残忍な事件が起きたのは事実。ですが罪を犯した人間は沖縄のアメリカ人のごく一部。事件に胸を痛め、同じアメリカ人として哀しみをおぼえている人々の姿があることもまた事実です」と書き込み「今回の事件を受けて、米軍は軍人だけでなく、日米地位協定が適用される軍属・家族に対して、外出や飲酒などを制限する命令を出しました。基地の外での飲酒やパーティーなどの開催は禁止。また、午前0時までに基地に戻るよう命じられています(27日から6月24日までの措置)」と紹介し、「沖縄の基地問題についてどのような展開がされていくのか、見守っていきたい」としている。(編集担当:森高龍二)