政府が沖縄県での犯罪抑止対策推進チームを設置

2016年05月27日 19:09

政府は菅義偉官房長官の下に関係府省庁の局長級でつくる「沖縄県における犯罪抑止対策推進チーム」を26日、設置し、抑止の実効性を図ることにした。

菅官房長官は「推進チームで早急に対策を取りまとめ、できるものから速やかに実行に移していく」と語った。

推進チームの設置は元米軍兵士の軍属が沖縄で女性を暴行・殺害、死体を遺棄した事件を受けて、再発防止への対応が緊急課題になっているため。

菅官房長官は26日の汽車会見で「日米首脳会談で安倍総理からオバマ大統領に対し強く抗議するとともに、実効的な再発防止のための対策の徹底、厳正な対応を求めた」としたうえで「安倍総理から、国民の生命と財産を守ることは政府の責務であり、二度と再び今回のような悲惨な事件を繰り返すことがないように犯罪を抑止し、沖縄県民の皆様の安全・安心を確保する徹底した対策を早急に検討するよう、私(官房長官)に対し指示があった」と語った。(編集担当:森高龍二)