外務省は7日夕、「同日午後3時頃、ロシア連邦所属の軍用機が北海道利尻島南西沖領海上空でわが国領空を侵犯した」と発表した。
外務省は直ちに宇山秀樹ロシア課長からセルゲイ・ジョスキー在京ロシア連邦大使館参事官に対して厳重抗議し「ロシア政府として至急事実関係を調査するよう申し入れた」。
北方領土の日となっている7日の領空侵犯だけに、軍用機がなぜ侵犯したのか、日露関係に影を落とすことにならないよう迅速・適切な対応が求められている。
外務省によると午後2時59分29秒から午後3時00分40秒頃までの間、ロシア連邦軍用機2機(戦闘機)が北海道利尻島南西沖領海上空の北緯44度51分、東経140度52分から北緯44度59分、東経140度49分にかけて我が国領空に侵入したという。これを受けて航空自衛隊戦闘機(4機)が緊急発進し対処した。(編集担当:森高龍二)