蓮舫参院議員は13日記者会見し、父親出身地の台湾籍が残っていたことが12日夕の台北駐日経済文化代表処からの連絡で分かったとしたうえで、「記憶の不正確さで混乱を招いた、心配をおかけしたことをお詫びします」と陳謝した。母親は日本人で、蓮舫参院議員は台湾籍の放棄手続きをとっており、近々完了するとした。
蓮舫参院議員はファエイスブックで、会見後の要旨を掲載。「17歳の時に日本国籍を取得し、その際、父親と同行し台湾代表処に出向き、台湾籍を放棄したと認識して、今日に至っていたが、昨日夕、台湾当局から台湾籍が残っていると報告があった。記憶の不正確で心配をかけたことをお詫び申し上げます」と陳謝した。
「大好きな父の故郷である台湾の皆さんにもご心配をおかけしました」と心情をつづり、詫びた。
そのうえで「これまで政治家として日本人以外の立場から行動をとったことは一切なく、日本人として、我が国を愛し、我が国のために働いてきました。これからも日本のために働きます」と日本人であることや日本を思う気持ちを強く示した。
この問題では、日本共産党の小池晃書記局長は12日の記者会見で、民進党代表候補の蓮舫参院議員の『2重国籍』指摘に「蓮舫氏は日本国籍をもって3回の選挙で信任を得、公人として仕事をされてきており、何の問題もない」と明快に答えた。
また、経歴詐称との指摘には「蓮舫という名前で選挙をたたかっており、どういう出身かは、はっきりしている。お父さんが外国籍だからということで、排除するような議論は極めて差別的。こういう不当な攻撃は断固跳ね返すべき」と強調した。(編集担当:森高龍二)