臨時国会日程「民進代表選頭に入れ対応」二階氏

2016年08月10日 16:49

 自民党の二階俊博幹事長は9日、秋の臨時国会召集日程について「民進党の代表選挙(9月2日告示、15日投開票)日程を十分頭に入れて対応していきたい」と語った。9月下旬の召集の可能性が高い。

 二階幹事長は「臨時国会召集というのは政治的なテーマとしては一番大事なところで、(9月中旬から下旬の召集日の日程を)政府も考えておるようだが、私どももこれから慎重に考えていきたいと思っている。民進党の代表選のことは十分頭に入れて対応していきたい」と語った。

 民進党代表選には現執行部の流れを汲む蓮舫代表代行が出馬表明しているが、選挙になるかどうかは微妙との見方もある。共産党も含めた野党共闘の流れがどうなるのか、その後の衆院選挙にも大きな影響を与えるだけに、与野党が関心を寄せている。

 なお、二階幹事長はこの日「党役員会で高村正彦副総裁から天皇陛下のお言葉、心情やお考えに真摯に考えなければならない」との発言があり「国民の幅広い合意に基づき、立法作業も含め検討していかなければならないかもしれない。拙速はよくないがあまり時間をかけすぎてもよくないという含みのある発言があった」と時間をかけ過ぎず、適切な対応をとっていくべきとの考えが示されたとした。(編集担当:森高龍二)