若者就職支援へ全国115ヵ所にサポステ設置へ

2012年04月09日 11:00

 60万人ともいわれる、いわゆるニート(15歳から34歳までの層で就労も就学もせず、家事もしていない若者)などの職業的な自立を包括的にサポートするため、厚生労働省は地域若者サポートステーション(サポステ)を今年度、全国115ヵ所に開設する。昨年度より5ヵ所増やした。

 これは若者支援の実績やノウハウを持つ地域のNPO法人などに事業を委託」し、「キャリア・コンサルタントなどによる専門的な相談や自立に向けた支援プログラムの実施、ハローワークなど相談者に適切な支援機関への橋渡しを行うほか、協力企業による就労体験など」就労に向けた多様な支援策を提供するもの。

 また生活支援では「公的職業訓練の受講者や受講が必要な人のうち、生活習慣が不規則であったり、対人関係が苦手といった課題を抱える人向けに基本的な生活習慣や人との関わり方などを改善し、訓練の成果が定着するよう支援する」。(編集担当:森高龍二)