長靴業界儲かった発言の務台政務官 辞職届け

2017年03月10日 10:09

 内閣府の務台俊介政務官は昨年9月に台風被害を受けた岩手県を視察した際、長靴を持参せずに職員に「おんぶ」してもらって視察したことで物議を醸したが、今度は今月8日に開いた自身の政治資金パーティーで自身の件が契機になり、省庁が長靴を整理・点検するなどしたことから「長靴業界は儲かったのではないか」などと語ったことに、批判が相次ぎ、責任をとるとして、9日、政務官の辞職を届け出た。

 菅義偉官房長官は同日の記者会見で務台政務官を厳重注意したとし「極めて不適切な発言だ。反省しているのか疑われかねない」と不謹慎との認識を示していた。辞職は確実のもよう。

 野党・民進党の山井和則国対委員長も、同日の記者会見で、この件について記者団に問われ「被災地の方々に対して失礼極まりない発言だ」とし「やはり、当然辞任すべきだと思う」と辞任すべきだとしていた。(編集担当:森高龍二)