富士ゼロックスとアイネットがサービスの提供を開始

2012年03月08日 11:00

 アイネットと富士ゼロックスが、「Cloudstor」と「ネットプリント」とを連携させた企業向けクラウドサービスを2012年4月1日より提供開始すると発表。これにより、Cloudstorユーザーは、ストレージに格納したデジタルファイルを全国のセブン-イレブン店舗で印刷することが可能になるという。

 Cloudstorとは、大規模データを複数のコンピュータにて分散処理・管理するためのオープンソースプラットフォームであるHadoop分散ファイルシステムで構築した、アイネットの提供する企業向けストレージサービスのこと。WordやExcelなど使用頻度の高いファイルを容易かつセキュアに共有できる上、PCだけでなくスマートフォンやタブレット端末等、様々なデバイスからいつでもどこでも利用可能となるサービスである。一方「ネットプリント」は、インターネット経由で登録したファイルを、全国のセブン-イレブン店舗「マルチコピー機」でプリントできる富士ゼロックスが提供するサービス。

 今回の連携により、Cloudstorユーザーは、デジタルファイルの管理・共有だけでなく「ネットプリント」を活用した印刷機能が利用できることになる。その為、営業に必要となる資料をCloudstorに格納しておくだけで持ち歩く必要がなく、お客様先訪問直前にセブン-イレブン店舗で印刷して持参したり、様々な資料を本部で一括管理することで急な仕様変更にも対応できたりと、効率的な営業活動が可能になるという。さらに、紙媒体を在庫として抱える必要がなくなることで、カタログをリニューアルした場合等に在庫を処分する必要がなくなるなど、コスト削減が期待できるという。

 インターネットや電子メールが普及する際、紙を使用する必要がなくなるので、紙媒体の需要は激減すると予想されていた。しかし、現実には印刷して持ち歩き、紙媒体として保存するなど、その需要はむしろ拡大する結果となっている。紙の需要減はコスト削減だけでなく、環境問題にも資する重大な要素である。必要な時に必要なだけ紙媒体とすることが可能なシステムは、効率的な営業活動に資するだけでなく、今度こそ紙の需要減に繋げられるであろうか。その普及動向は注目に値するであろう。