安倍晋三総理は23日、民進党など4野党の幹事長が憲法53条に基づく「臨時国会召集」を要求するため面会したいとした申し入れを、菅義偉官房長官を通して拒否した。
民進党の山井和則国対委員長は「面会すら拒否する」と強く非難した。山井国対委員長は「わたしたち野党も『国会を開き、閉会中審査をし、国会の役目を果たすべきだ』という国民の声を受けて、総理に面会を申し込んだ。それに対し、面会自体を拒否するのは、とんでもない事態だ」と総理の対応を問題視した。
山井国対委員長は「会って(臨時国会を)直ぐ開きましょうか、ちょっと時間を空けましょうか、とまず話し合いをすれば良いではないか。にもかかわらず、4野党の幹事長・書記局長には会わない、と話し合いをも拒否する。(加計学園疑惑問題から、国民への)説明責任から逃げる。逃げまくっている。非常に問題だ」とした。
また山井国対委員長は「安倍総理の月曜日(19日)の『国民に丁寧に説明する』という(記者会見での)言葉とは、あまりにもかけ離れている。強い怒りを感じる」とも語った。
また、山井国対委員長は閉会中審査について「自民党の竹下亘国対委員長は『都議選の結果を見て考える』と言っておられた」と述べた。(編集担当:森高龍二)