加計学園隠しと言われてもおかしくないと指摘

2017年06月28日 06:40

 民進党の大串博志政調会長は27日の記者会見で、閉会後の政府・与党の対応に「国民から加計学園隠しと言われてもおかしくない」と問題だとした。

 民進党など野党4党は安倍晋三総理に憲法53条に基づく「臨時国会」の召集を要求したほか、閉会中審査の要求もしている。これに対し、政府・与党は「ゼロ回答」の状態で、閉会中審査についても、自民党の竹下亘国対委員長は都議選の結果を見て検討すると都議選中は考えないし、それ以降も、閉会中審査をするかどうかは未回答だ。

 こうした政府・与党の対応に、大串政調会長は共謀罪(テロ等準備罪処罰法)や森友学園問題、加計学園問題等で「国民に丁寧に説明する」と記者会見で総理が発言してきたこととは「全く裏腹の対応で、極めて遺憾」とした。

 また、安倍総理が神戸市での講演で獣医学部の新設を全国で認める旨、発言したことにも「国家戦略特区での諮問会議は何だったのか。『全国でやるべきだった』ということは、諮問会議自体がおかしいことになってしまう。そもそも全国で需要があるのかも問題。国民の税金の無駄使いにつながりかねない。その上、獣医学部認定には国家資格制度とも絡んでくる。たんに『たくさん作ればいい』という問題ではない」と提起した。(編集担当:森高龍二)