NHKは2日までに委託事業者による衛星放送契約に対する全国調査の結果を公表。契約に不正のあったものが4件、不正手続きはなかったが、確認が不十分だったため誤って衛星契約を結んだものが243件あったとしている
NHKは2日までに委託事業者による衛星放送契約に対する全国調査の結果を公表。契約に不正のあったものが4件、不正手続きはなかったが、確認が不十分だったため誤って衛星契約を結んだものが243件あったとしており、支払いを受ける前だった契約10件を除く233件について665万9893円を返金した。
また不正の4件については新規契約手続きの際に「地上契約」の申し出があったのに勝手に「衛星契約」と加筆したりしていた。4件の返金額は4万1295円だった。
NHKは再発防止策として、訪問員から適切な説明を受けたことを確認する署名欄を設け、受診設備の確認不足や説明不足を抑止する。記入欄には契約者本人の自署であることが必要な事を明記し、契約書の変造や不適切な代筆を防止する。
契約書の文字の大きさやイラストを工夫し、高齢者向けに分かり易くした説明資料を全訪問員に配布するとともに、高齢者から取り次いだ全ての契約について、NHKによる電話での確認を行う。また訪問員からの業務上の不正や問題点に関する通報を受け付ける「内部通報窓口」を本部に設置し対応するとしている。(編集担当:森高龍二)