ドジョウからオオサンショウウオへ 野田元総理

2017年10月25日 13:04

 衆議院議員選挙に無所属で臨み、投票者のほぼ6割にあたる13万1024票を得、2位の自民候補に7万票近い差をつけて当選した野田佳彦元総理は24日「挫折の繰り返しですが政権交代可能な2大政党制をめざし、ゼロから再挑戦する決意」とブログ発信した。

 今回、無所属で戦う選択をしたことに細川護熙元総理に「ドジョウは、田んぼから岩陰のオオサンショウウオへと位があがった」と評価されたことを書き込み、ブログのタイトルはドジョウではなく「オオサンショウウオの決意」になった。

 野田元総理は「希望の党結成に関わった人物の『三権の長経験者はご遠慮いただきたい』という言葉が引き金で」無所属を決意したとし「苦しい時に先に逃げ出すように民進党を離党した人の股をくぐる気は、さらさらなかったから」と説明している。

 そのうえで、オオサンショウウオになったことを有り難い言葉だが「水中からもがきながら浮かび上がり、岩肌に爪を立て、血を流してでもはい上がる気持ちでした」と心情を赤裸々に綴っている。そして「船橋市民の力強い後押しに心から心から感謝申し上げます」と感謝の念が溢れていた。(編集担当:森高龍二)